EX LIBRIS
2009年 11月 05日
関西学院大学で、EX LIBRISの展示があったので、見に行ってみました。
EX LIBRISーエクスリブリスーとは、「私の蔵書の中の一冊」という意味のラテン語で、
自分の蔵書であることを示すために、本の見返しに貼り付ける小さな紙片のことです。
日本では、「蔵書票」とか「書票」とよばれています。
日本で現存する最古の蔵書票は、醍醐寺の蔵からでてきた、室町時代の蔵書票だそう
ですが、明治時代に広く愛好されるようになりました。
蔵書票は、愛書家たちが版画家に注文して作らせることが多く、次第に実用から離れ、
小さな版画作品として鑑賞、収集されるようになりました。
棟方志功氏や、池田万寿夫氏などすごい人たちの作品があり、3×3cmくらいの小さな
スペースに、それぞれの作家さんの世界が凝縮されていて、とても素敵です。
なんといっても、小さいところがかわいいんですよね。
年賀状作りの何か参考にしたいと思って行ったのですが、素晴らしすぎて、真似ができない。
でも今年も版画にしてみようと思います。